てんかんの前兆?
6月に入ったくらいから怒りっぽくなってきた高校1年生の三男。
特に夜、コンサータが切れる時間には
ちょっとしたことにも腹を立てたりイライラしている感じでした。
例えば、私の話かけた言葉1つとっても
普通に会話していたことなのにブツブツネチネチ怒り出します。
ご飯できたよー。の声掛けにもにらみを返してきます。
高校1年生で遅い反抗期かな?とも思いましたが
湿度が上がると小さい頃から機嫌が悪くなっていたので
6月は早めにエアコンをつけることで機嫌は少し軽減された気がしていました。
イライラ症状軽減したい
7月に入るとエアコンの効果も無くなり三男のイライラは増した感じがしました。
そこで、発達障害で通っている精神科の先生に相談してみました。
エビリファイが切れて、これを機に止めようと思っていたところに
イライラしてきた感じだったので
もう1度、エビリファイもコンサータと一緒に処方してもらうか
コンサータとストラテラを処方してもらおうか考えていました。
医師から、ADHDの症状が強く出ているのかもしれないので
新しい薬(インチュアニブ)があるので試してみますか?と提案されました。
今回の受診は三男が学校だったので私しか受診していなかったため
次回、本人に確認して処方していただくことにしました。
次の診察までの1カ月間は
いつものコンサータ54mlとエビリファイ6mlを飲むことになりました。
心と体が連動
昔から三男は梅雨の時期が苦手で蒸し暑いだけで機嫌が悪くなります。
今年の梅雨時期は精神面だけでなく体の調子も悪かったです。
三男から記憶が途切れることがあると訴えがありました。
気をつけて観ていると確かにまっすぐ前を向いてボーっとすることがありました。
梅雨時期、心の調子が悪いから体調の方も連動しているのかな?
7月に入ってからはずっとお腹の調子も悪くて
便秘したり下痢したりを繰り返していました。
うずくまるほどの痛さもあり学校から呼び出されることもありました。
でも、調子の良い日もあるのでなかなか内科受診に踏み切れませんでした。
けれど、8月初週におばあちゃんが亡くなり
お葬式の最中にまたひどい腹痛が起こって動けなくなってしまったので
躊躇していた内科を受診し点滴を受けました。
この1カ月で体重が減っていることから
総合病院に紹介状を書いてもらい診察を受けることになりました。
総合病院に受診しましたが
調子が良い日悪い日がさまざまで医師も精密検査をするべきか悩んでしまい
結局、整腸剤を少し長めに飲んで様子をみることになりました。
次に症状が悪くなったら内視鏡をしてみましょうと言われました。
幸い、整腸剤を飲み続けていると
たまの腹痛くらいで症状はずいぶん良くなりました。
内視鏡はしなくても良さそうで安心しました。
ADHDの薬インチュアニブ
8月中頃もイライラは続いていたため
精神科でADHD(注意欠陥/多動性障害)の症状を改善する薬として
インチュアニブを処方していただき、この日の夜から服用しました。
この頃から目の奥が痛いと訴えたり
相変わらず急にボーッとすることがありました。
三男は小学校1年生のときから始まっている目をパチパチするチックがあり
現在もそのチック症状は続いていましたが
今度は勝手に首を振る症状があると本人から聞かされました。
気をつけて観察していると夜に食事をしているとき
その症状を確認しました。
首を振る異様なしぐさに
インチュアニブの副作用かもしれないと思ってしまい
勝手に服用を止めてしまいました。
翌日が精神科の休診日だったため
薬を処方してくれている薬局に電話して聞いてみましたが
インチュアニブではそのような副作用はないので
やはり精神科の医師に聞いてくださいとの解答でした。
次の日に精神科に電話をしました。
インチュアニブを止めるように指示がありました。
後になって今回のチック症状は薬の副作用ではなくストレスが原因と分かり
ストレスが緩和されるとチック症状も和らいでくれました。
でも結局、インチュアニブの服用はそのまま中止になってしまったので
その効果に期待していた私はとても残念に思いました。
初めてのてんかん発作
8月の終わり頃に三男は初めててんかんの発作が起きてしまいました。
食事の途中でお腹が痛いから横になると言って
横になってしばらくすると
意識がなくなりうっすらと目を開けた状態で
10分近く身体をガクガク震わせているような痙攣をはじめたのです。
声をかけてみましたが反応はありませんでした。
発作が治ると起き上がりケロッとしていて三男は何も覚えていませんでした。
ただ、足に痺れがあると訴えていました。
夜だったため翌日すぐに脳神経外科に行くことにしました。
その日の就寝前に、頭の中がもやもやしたり、ざわざわすると訴えました。
気分も悪いと言うのですぐベッドで休ませました。
次の日の朝に片頭痛で来院したことのある脳神経外科へ行きました。
脳波とMRI検査をしました。
MRIは異常無しと言われましたが
脳波は少し普通ではない波があると説明を受けました。
かなり悪いという波でもないとのことでしたが
以前、大学病院で受けた脳波検査でも
悪いとは言えないけれど良いとも言い切れない波があると言われたことを思い出しました。
てんかんの発作は起きない方が良いので
片頭痛の予防もできるとのことで
抗てんかん薬のバルプロ酸ナトリウム徐放錠A200mg(VPA)を処方されました。
コンサータと一緒に服用しても問題はないのですが
薬が嫌いな三男のことを考えて朝晩飲むのを夜だけ飲むことになりました。
でも、てんかん発作がもう1度起こると増量した方が良いので
そうなるとバルプロ酸ナトリウム徐放錠Aは朝晩飲むことになるそうです。
ADHDを持っているとイライラはよく起こるようですが
てんかんの前兆でもイライラが起こるそうです。
今回の三男のイライラはストレス、てんかん、遅い思春期
ADHDが見事に重なったようです。
バルプロ酸ナトリウム徐放錠Aはイライラも抑えて片頭痛の予防にもなるので
片頭痛持ちの三男には合っていると思います。
服用して2週間くらい経った頃にはイライラも減ってきました。
抗てんかん薬でてんかん発作の再発はかなり抑えられるとのことなので安心しています。
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