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発達障害と逃げるが勝ち

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《個性的な家族》
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昔から段ボール箱が好きな三男。

高校1年生の現在も大きい段ボール箱にもぐります(笑)

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夏休み頃に訪れる危機

高校1年の夏休みもあと少し、もうすぐ2学期という8月30日。
この日は特にイライラした様子の三男でした。

些細なことから怒り出し自分の部屋へ飛び込んでいきました。
なんとなく嫌な予感がして後を追いかけていきました。

長男も二男も長女も夏休みなどの長期の休み頃に
心のバランスを崩していました。
不登校のきっかけになったのも休み明けが多いです。

部屋を開けると三男はハサミを2本も持っていました。
リストカット直前で発見し阻止できましたが
三男は泣き崩れてしまいました。

発達障害の自分と他の人との違いに気づき
絶望感と不安感から発作的にハサミでリストカットをしようと思ったそうです。

遅い思春期

高校生で 自分と他の人との違いに気づいた三男。

今更と思われるかもしれませんが
中学2年生の時に発達障害の告知を三男にしていましたが
その受け止め方は漠然とした感じでしかありませんでした。

高校生になった三男に少し遅い思春期が訪れ
やっと自分に目を向けるようになりました。
でもそのために友達と自分を比べるようになってしまい
その違いに気づいてしまったようです。

みんなはレポート(通信制高校の提出物)が家でできるのに僕は家でできない。
みんなは将来の夢や目標があるのに僕にはない。
したいことがあっても僕の能力ではできない。
みんなはできるのに僕はできない。

三男は小さい頃から他の子よりすることが遅かったので普段から
時間はかかるけどゆっくりできるようになればいいんだよと言い聞かせていました。
この時も同じことを三男に言い聞かせました。

今はできなくてもゆっくりできるようになればいいんだよ。

お兄ちゃんやお姉ちゃんも辛かったこと
私の失敗体験から工夫したことなども
三男が自分と重ねて考えやすいように話して聞かせました。

フラッシュバック

徐々に気持ちを落ち着かせてくれた三男ですが
今後も三男が自分と重ねて考えやすいように
家族の経験談を繰り返し聞かせていこうと思います。

長男、二男、長女、三男も気分には波があり
納得したことでもまた納得いかなくなることがありました。

発達障害を持つ我が家の子どもたちは
急に嫌だった記憶を思い返してしまうフラッシュバックが度々起こります。
フラッシュバックからパニックを起こし
怒り出したり叫んだり、リストカットしたりしました。

その度に同じことを何度も呪文のように言い聞かせて
安心させることが大切だと子どもたちから教わった私です。

今はできなくてもゆっくりできるようになればいいんだよ。
それでもできないことは無理にしなくてもいいんだよ。
逃げるが勝ち。
逃げ道はいくらでもあるからと。

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