いじめ
発達障害と気付かずに小学校入学で通常学級へ入った長女。
みんなは先生の指示通りできているのに
娘は何をしているのかわかっていなかったのですが
みんながしていることを見てまねをして
何とか同じことをしようと必死で頑張っていました。
そのため、担任の先生もちゃんと理解できていると思っていたり
私の鈍感さで発達障害の発見が遅れてしまいました。
顕著にあらわれたのは友達とコミュニケーションがとれず
友達が言った冗談を真に受けたり
思い通りにならないとパニックを起こしてしまい
感情のコントロールが効かず泣いたり怒ったりを繰り返すうちに
いじめられるようになっていたことからでした。
田舎の小学校で1学年10人ほどの少人数。
1クラスしかないので6年間クラス替えはありません。
娘はクラスのほとんどの子からいじめを受けていました。
いじめは学年を増すごとに激しくなっていきました。
そのことを学校に相談したところ親同士で話し合うことになりました。
話し合いでは娘にも原因があると言われ
いじめはあるけれどうちの子は関わっていないとか
私ひとり対クラス全員の保護者では
気おくれした私がまともな話しができるわけもなく
何も解決することもなく話し合いは終わってしまいました。
体調不良と不登校
長女は3年生になると学校を休みたがるようになっていました。
4年生になるとほぼ毎日、頭痛、腹痛を訴えるようになり
学校へ行っても保健室で過ごすことが多くなりました。
家ではイライラすることが多くなり
弟三男に暴言を吐いたり、叩いたり蹴ったりと荒れてくるようになりました。
暴力を避けるため姉弟をなるべく同じ空間にいないようにさせていました。
いじめの悪化とともに娘の体調不良はどんどん激しくなり
極度の食欲不振で体重は激減。
ストレスから下血までしました。
内科の受診、小児外科では内視鏡検査もしましたが
結局、原因不明で心因性と診断されました。
長男も小学生の時に原因不明の頭痛に悩まされて
病院を転々としていましたが
その後、不登校になりました。
長女も遅刻、早退、欠席が増え
5年生になるとほとんど学校へ行かなくなりました。
児童相談所へ相談
長女の体調不良の原因が不明のため
相談するところが病院ではないと分かったので
児童相談所に行くことにしました。
長女と児童相談所に行き
いじめられていて不登校になり
原因不明の体調不良が続いていることを話しました。
友達とコミュニケーションをとるのが困難だということから
発達検査を受けるようにすすめられました。
次回の相談の予約と発達検査の予約を取りました。
発達障害の診断
長女が児童相談所で発達検査をすることになったのは小学5年生の3学期。
児童相談所に医師も来られていて検査後すぐに
発達障害があると診断されました。
そして、児童相談所のすすめで
発達障害を診てもらえる病院へ行くように指示されました。
その頃すでに小児精神科の病院に発達障害で三男が通っていたので
そこへ通うように手続きをすることにしました。
ただ、予約がいっぱいで診察予約が取れたのは6年生2学期の終わりでした。
自分の居場所が見つかり笑顔
やっと受診できた小児精神科でも自閉スペクトラム症と診断。
薬治療も開始され体調は改善されると期待していましたが
なかなか思い通りにはなりませんでした。
自己否定感が強くなり
指にできたさかむけをわざと血が出るようにむいたり
サシで腕を傷つけたりと自傷行為をするようになりました。
ただ一つ良かったのは同じ頃に
不登校支援の適応指導教室に通うことにしたことです。
学校と違う場所で自分の居場所が見つかったことで
長女に笑顔が少しずつ戻ってきました。
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