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不登校で発達障害を持った子どもの高校選び

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《個性的な家族》
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ASDとADHDとSLDと不登校で受験不可

保育園の時に自閉スペクトラム症(ASD)と注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断された
発達障害の三男。

通常学級と通級で中学校に入学しましたが中学校生活になじめず
やがて不登校になりました。
中学2年生の途中で支援学級に変更したものの
支援学級での勉強にもついていけず不登校のままだったため
結局、適応指導教室に中学校卒業まで通室することになりました。

中学2年生で限局性学習症(SLD)と追加診断されました。

そして三男が高校受験を意識し始めた中学3年生の7月に
限局性学習症(SLD)と診断した大学病院の医師に
高校受験は受験自体が三男には難しく
高校自体も全日制よりも通信制が望ましいと告げられました。

三男自身も受験がかなりのストレスに感じていると言ったので
受験のない通信制高校を探すことにしました。

学費の安い公立通信制高校

受験のない通信制高校はたくさんあってすぐに見つかりましたが
探せば探すほど通信制高校ってこんなにあったんだとびっくりするぐらい。

本校が他県でスクーリングに年数回通うところもあれば
公立通信制高校で週1回の通学のところもあります。
専門学校のような通信制高校もありました。

長女が在籍していた公立の通信制高校は
学費が安くて日曜日だけの週1日登校。
あとはレポートと前期後期テストの合格で良かったのですが
長女にとって勉強のレベルが高くレポートすらすることができず
結局、1度も教室に入れないまま休学してしまいました。

長女のこともあったので学費の安さはとても魅力的でしたが
三男にとっても勉強のレベルが高い公立の通信制高校は諦めました。

高校選びを分かりやすくする希望項目

スクーリングやテストを県外で受けるところや
レポートの枚数がやたら多いところ
いざ探し出すとなかなかココ!という高校が見つかりませんでした。

高校選びを分かりやすくするために
希望項目を出してみることにしました。

三男の希望は
◎勉強がなるべく楽
◎通学日数が選べる(休みたいときに休める)
◎通学日数に制限がない
 (週1日だけしか行けないところだと友達を作りにくいから)
◎専門性がない(美容系、デザイン系等苦手なことはしたくないから)
◎私服OK(感覚過敏で制服を着ると息苦しいときがあるから)
◎部活動があるところ

私の希望は三男の希望プラス
◎発達障害のサポート体制のあるところ
◎不登校だったので小中の学びなおしができるところ
◎前期後期試験の合格基準が緩いところ
 (赤点で追試をすることになっても合格しやすい)
◎レポートを学校でさせてくれるところ
 (勉強スイッチが学校でON家はOFFと三男が決めていて宿題が家でできないから)
◎他県スクーリングやテストに行かなくてよいところ

項目に当てはまらない高校を外していくと
たくさんあった通信制高校も3、4校に絞れてきました。

気に入ってもすぐに決めない

夏休みに入って
いくつかピックアップした通信制高校に電話をして
紙面上ではわからなかったことを質問していくことにしました。

不登校で勉強していないお子さんでも大丈夫ですとなっていた高校も
実は追試のチャンスが1回しかなかったということが分かったりして
早めに電話で質問して良かったと思いました。

1校良いなぁと思ったところがあって
リモートオープンスクールに三男と参加してしてみることにしました。
(新型コロナの影響でリモートになりました)
カメラで校内を案内していただき在校生が高校アピールをしてくれたり
とても楽しいオープンスクールでした。

学校の雰囲気が余程楽しそうだったのでしょう
ここに行きたい!とオープンスクール終了と同時に三男が言いました。

でも、私はもう1校の候補校も見学したかったので
他の学校も見てから決めようねと三男に話しました。

後日、三男が行きたいと言った高校の担当の先生とお話をしたところ
私が思っていたことと微妙に違うことに気が付きました。

私の希望項目の1つに
レポートを学校でさせてくれるところというのがあります。
これは三男が発達障害のため
勉強スイッチが学校でON、家はOFFとなり
小学校入学から今まで宿題が家でできず
親子でとても苦しい思いをしているからです。

オープンスクールに参加する前、学校に電話をしたとき
学校でレーポートをすることができますと言われました。

オープンスクール後にもう1度尋ねると
みんなが自由に使える部屋があって
そこで好きな時に行ってレポートをすることができますと言われました。

確かに希望通り学校でレポートをすることができますが
三男がはたしてレポートをするために
自分からその部屋に行くだろうかという不安に気付いたのです。

とりあえず、その高校は保留にして
もう1校気になる学校に三男と一緒に見学に行くことにしました。

オープンスクール、学校見学はするべき

見学に行った通信制高校の先生は発達障害のサポート指導員もされていて
三男にも分かりやすく丁寧にひとつひとつ学校説明をしてくれました。

教科書を開き実際にレポート問題を解いていきました。
答えは簡単に教科書を読むと答えられるものでしたが
自分で考えて答えられたことで三男はとても嬉しそうにしていました。

レポートも学校の授業ですることが分かり
テストもレポートの中から出題されて合格点は30点。
追試もテスト期間中に合格するまで何度でも受けることができます。
しかも同じテストを繰り返すので
間違えたところを理解するまでできるということです。

通学日数も週1~5日自分で選んで通学できます。
将来の就労に向けて3年間で週5日行けるように目指しましょうと
毎日の通学がなぜ大切なのかも教えていただきました。

無理なく勉強できて休みたいときに休むことができます。
通学日数に制限がないことで体調が良ければ毎日通学できます。

週1日通学の学校だと選んだ学科によっては友達と会うことが難しく
仲良くなれるのに時間がかかると聞いたことがあります。

この学校のように単位を取り終えても本人が望めば
毎日学校に通うことができるので友達も作りやすいのではと思いました。

普通科なので美容系、デザイン系等の
三男の苦手なことはしなくて良さそうです。

制服もありますが入学式、卒業式以外は私服でもOKです。

学校の方針で病気で学校に行けなかった子、何らかの理由で不登校だった子
発達障害の子、支援学級の子を喜んで受け入れているとのことです。

三男が希望していた部活動もあるとのことです。

他県スクーリングもないので
違う環境にすぐになじめない三男にはとてもありがたいです。

9月から入学前の3月までの間は学校に慣れるために
土曜日に塾を開いてくださり小中の学びなおしもできるとのことです。

三男と私の希望項目が全て当てはまる学校でした。

リモートオープンスクールに参加した学校に行きたいと思っていたけど
ここの学校の方がもっと行きたいと三男が言いました。

私もこちらの学校が三男に合っている気がしました。

オープンスクールや学校見学に行って本当に良かったと思いました。

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