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学習症(LD)宿題ができない

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《個性的な家族》
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通常学級での困りごと

発達障害のある三男は小学校入学前に
支援学級へ入るように医師からすすめられました。

でも私が、支援学級へ入れることへの抵抗感と不安があったため
入学する小学校に支援学級がないことを言い訳にして
支援学級に入れず、通常学級と他校通級を利用することにしました。

入学して通常学級に通っているとすぐに困りごとがでてきました。

宿題ができない

入学して何日かは授業もなく楽しく学校に通っていましたが
学校に少しずつ慣れてきたところで給食が始まり
やがて授業するようになり宿題がでるようになりました。

初めての宿題をさせるため
学習机の椅子にまずは座るように言いましたが
一向に座ろうとしません。

座ってもすぐに立ち上がりその場を離れようとします。
仕方ないので私が椅子に座って三男を私の膝の上に乗せました。

次は鉛筆を持たせようとしましたが
持ってもすぐに机の上に鉛筆を置いてしまい字を書こうとしません。
これまた仕方がないので三男の鉛筆を持たせた手に私の手を添えて
私が手を動かして字を書くことにしました。

そう、三男は宿題ができなかったのです。

いつできるようになるのか

三男は自分ルールで学校で勉強のスイッチをONにしていて
家ではOFFになるので宿題が家でできませんでした。

最初のうちだけ。
学校に慣れるまで。
自分で宿題ができるようになるまで。
そう思い続けて
膝に乗せて手を添えて一緒に宿題をする日々。

4年生になる頃には膝にも乗らなくなり
宿題をさせようと追いかけまわして親子で疲れ果てる日々。

いつ宿題が自分でできるようになるのか・・・
結局、高校生になるまで
宿題を自分ですることはありませんでした。

良い方法?

三男はこの当時、宿題ができない理由を
宿題をしないといけないと思うんだけど
僕の中に宿題イヤイヤ虫がいるんだと教えてくれました。

後になってわかったことですが三男は学習症もありました。

発達障害で通っていた精神科の医師に
宿題ができないことをずっと話をしていたのですが
学習症の検査を行わない病院だったので
宿題ができない問題はあまり重要視されていませんでした。

しかも、勉強の理解力は別として
学校では授業を普通に受けることができるので
宿題は学校でさせてもらうよう医師と私で決めてしまったのです。

早く宿題問題から解放されたい私は早々に担任にお願いをして
学校の休み時間を利用して宿題をさせてもらうことにしました。

この時は、本気で良い方法だと思っていました。

トラウマになって後悔

本当に失敗だったと分かったのは三男が高校生になって
自分の気持ちを言葉にして話せるようになってからでした。

小学校の休み時間が全て宿題でつぶしてしまい
友達と一緒に遊ぶ時間を奪われていたこと

友達と遊んでいなかったため仲良くするタイミングを失い
仲間外れにされてしまったこと

休み時間に勉強を強要する担任の先生が嫌いになったこと

いまだに小学校の頃を思い出すと恐怖でしかないと
全てがトラウマになってしまっていることを聞かされて
私は愕然としてしまいました。

それと同時になんてことを三男にしてしまったのだろうと
大変後悔してしまいました。

1番良い方法

家で宿題ができない三男を
笑顔で毎日過ごせるようにするために良い方法だと思っていた
学校でする宿題が逆に三男から笑顔を奪っていたのです。

子どもが笑顔で毎日過ごせるため!ではなく
私が笑顔で過ごすために考えていたことだったのです。

今ならわかります。
小学校で三男が笑顔で毎日過ごす1番良い方法は

宿題はしなくても良いよと言ってあげることでした。

事実、中学校で1度も宿題をしなかった三男ですが
宿題をしなかったことで現在困っていることは1つもありません。

高校生になった三男は自分から宿題をするようになりました。

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